こんにちは、なゆです(^^)
今日は「もう迷わない!入院のタイミング」について
お話ししたいと思います。
お産って、いつ始まるのかわからないから
「ちゃんと気付くかな」とか
「いつ生まれるかな」って
心配になりますよね。
ちなみに、
出産予定日ちょうどに生まれる赤ちゃんって
どれぐらいいると思いますか?
実は、5%ぐらいだと言われているんです。
ほとんどの赤ちゃんが、
出産予定日ちょうどではなく、
その前後に生まれているんですね。
37週0日~41週6日までを「正期産」といい、
この5週間の間に生まれることがほとんどです。
つまり、
・37週0日を過ぎたらいつ生まれてもおかしくない!
・いつ生まれるかは誰にもわからない!
ということ。
出産予定日が近づいてくると、特に
「予定日まであと〇日・・・!」
「陣痛ってちゃんとわかるかな?」
なんて心配になりますよね。
そんなあなたも、この記事を読めば
どのタイミングで連絡したらいいのか
いつ入院することになるのかが
バッチリわかるようになりますよ^^
いつお産になってもいいように
この記事を読んで
心の準備をしちゃいましょう!
病院への連絡のタイミングは、
大きく分けて
・陣痛の開始
・破水
・多量の出血などのトラブル
の3つがあります。
順に解説していきますね。
1.陣痛が来た!
まずは、初めに陣痛がきた場合。
そもそも、「陣痛とは」というお話をすると・・・
「約10分以内に定期的に痛みがくる」
または、
「1時間に6回以上のペースで痛みがくる」
このときをもって
分娩の開始=陣痛の開始とされています。
初産婦さんであれば、
このタイミングで病院に連絡します。
経産婦さんの場合は、
一般的に初産婦さんよりも分娩の進行が速い
と言われているので、
「約10分以内」の間隔ではなく、
「約15分おき」ぐらいになったら連絡しましょう。
(病院と家の距離や体の状態によっては、この限りではないこともあるので、その場合は産院の医師や助産師の指示に従ってくださいね。)
ただ、陣痛と間違えやすいものに
「前駆陣痛」というものがあります。
これは、「まるで陣痛のように
だんだん痛みが強くなったり
痛みの間隔が狭まったりするものの
お産が進まずにそのうち消失してしまうもの」
のことをいいます。
「え?そんなの自分でわかるの?」
って思いますよね。
でも、これって結果論でしかなくて、
その時点では陣痛なのか前駆陣痛なのか
判断がつかないんですよね。
そのまま出産になれば
「陣痛だったね」ってことになるし、
痛みがなくなったら
「前駆陣痛だったね」ってことになります。
じゃあどうしたらいいの?って思うかもしれませんが、
やはり最初に説明したような基準で連絡する以外
方法はありません。
自己判断で「まだ大丈夫だろう」と思ってたら
どんどん痛くなって
「家で生まれちゃった!」
というケースもあります。(特に経産婦さん)
なので、そうならないように、
「定期的に10分間隔以内の痛みがあるな」
って思ったら
まずは産院に電話してみましょう。
病院に行って診察してもらった結果、
まだ時間がかかりそうだったり、
だんだん痛みが消失してしまったら
いったん帰宅ということもありえますが、
ママと赤ちゃんの安全が第一。
恥ずかしく思う必要も全くないので、
まずはとにかく電話で相談!が正解です。
2.破水した!
次は、破水した場合。
破水した場合は
陣痛があろうがなかろうが
即入院です。
大事なので繰り返しますが、
破水の場合は即入院です。
赤ちゃんは子宮の中では、
「卵膜」という膜に包まれて、
その中にある羊水の中にいます。

この「卵膜」が何らかの原因で破れると、
中の羊水が体の外に出てくるんですが、
これを「破水」と言います。
破水をすると、
赤ちゃんを守っている膜が破れるので、
赤ちゃんと外界とのつながりができてしまい、
赤ちゃんやママが感染してしまう可能性があります。
こういった理由から、
しっかり経過観察が必要になるので
破水が疑われるときは即入院となるんです。
そして、感染リスクを避けるために、
どんなに羊水で身体が汚れたとしても
入浴やシャワーは禁止です。
「破水」と聞くと、
バシャ―!!っと水が出てくるイメージ
があるかもしれませんが、
実はそうじゃないケースもたくさんあります。
卵膜の破れた場所によっては、
羊水がちょろちょろっとしか出てこないっていう
パターンもあるんです。
この状態だと、「尿漏れかも?」
と思ってしまう可能性もあります。
見分け方としては
尿漏れであれば、意識的に止められるけど
破水の場合は自分では止められません。
また、破水であれば、
動いたりお腹が張ったりするたびに
ちょろちょろっと流れ出るように感じます。
でも、自分ではよくわからない場合もあります。
だから、「あれ?もしかして?」
って思ったときは、
自己判断しないで
産院に電話して受診しましょう。
あと、勘違いされる方が多いのが
「破水をしたら陣痛がくる」というもの。
これって、YesでもありNoでもあるので
要注意です。
破水をしたら、60%の方が
24時間以内に陣痛が来ると言われています。
でも、裏を返すと
40%の方は24時間以内に陣痛が来ないんです。
だから、
「破水したかもしれないけど、陣痛がないからいいや」
はNGです!!
陣痛があってもなくても
破水していれば入院です。
病院では、
破水かどうかをチェックする検査が簡単にできるので、
迷ったら電話!が鉄則です。
もし「破水かも」と思ったときは、
・産院に電話する
・シャワーや入浴は禁止
・清潔で大きめなナプキンを当てる
この3つを守りましょう。
3.出血がある!
出血がある場合は、
経過観察の場合と
産院に連絡した方が良い場合があります。
経過観察で良いのは、おしるし(産徴)です。
おしるし(産徴)
お産が近くなると、
おしるしといわれる出血が
見られることがあります。
この「出血」は
怪我をした時に出るような
サラサラとした真っ赤な血液ではなく、
ドロッとした粘液の混じった血液で、
色は褐色やピンクなどさまざま。
量は多くないことが一般的です。
おしるしがあったあと、
数日でお産になることもありますが
おしるし以外は音沙汰なしという場合もあるし、
そもそもおしるしがないまま出産になる、
というパターンもあります。
おしるしとは、
子宮の壁と卵膜が少しはがれることによっておこる
出血のことです。
つまり、お産が近づいているという
兆候でもあります。
ただ、おしるしがあっただけでは
入院にはなりません。
破水していたり陣痛があれば
連絡が必要ですが、
おしるしだけなら
「もしかしたらお産が近いかも」と考えて
心の準備をして様子をみましょう。
量の多い出血
出血の量が多い場合は、
心配なケースです。
おしるしとの見分け方は、
「おしるしであればドロッとしていたり、おりものに混じることが多い」
のですが、
「サラサラとした出血や、鮮やかな赤い色の出血、量が多いもの」
は要注意です。
量の目安は月経の量です。
月経で経血量が多い日よりも
たくさんの出血がある場合は心配です。
あと、出血と一緒に
持続的な腹痛を伴う場合も要注意です。
陣痛であれば、持続的に痛むということはなく、
「痛みが定期的にやってきてはおさまる」
を繰り返します。
出血が多いとか、
持続的な腹痛を伴う場合は
何かトラブルが起きている可能性があるので、
この場合も速やかに病院に連絡しましょう。
この他にも、
赤ちゃんの動きがいつもより明らかに少ない、
頭がすごく痛いなど、心配なことがあるときも、
速やかに病院に相談するようにしてくださいね。
胎動は、臨月になったとしても
減ることはあっても
全くなくなるということはありません。
「何か変だな」
と思ったときは産院に電話しましょう。
なぎさの場合
ちなみに、私の出産時は
陣痛からのスタートでした。
最初は、何となく痛いなって思って
「ん?もしかして?」ぐらいの感じだったんですが、
だんだん痛くなったのと、
時計を見ていたら定期的に7~8分おきだったので
「あ、きたな!」ってわかりました。
痛みは、
生理痛の重いバージョンって感じです。
痛みに合わせてお腹も硬く張っていました。
陣痛がき始めた数時間後には
おしるしが少量ありました。
ドロッとした出血でした。
破水は、入院してだいぶ時間が経ってから、
分娩室に行く少し前に「バシャッ!」となったので
破水したなってすぐにわかりました。
でも、実は破水をする前に
陣痛で苦しむ中、破水っぽい感覚がずっとあって、
何度か助産師さんに「破水したかも」って報告したんですが、
破水ではありませんでした。
最終的には「バシャッ!」となったので
確実に破水だとわかったんですが、
途中の破水っぽいものに関しては
「破水かどうかって自分ではわかりにくいんだなー」
って実感しました。
私の出産体験については、
またどこかで記事にしたいと思います。
まとめ
入院のタイミング、病院への連絡のタイミングは、
大きくわけて
「陣痛」、「破水」、「出血多量などのトラブル」
が起きた時です。
その他にも、妊娠経過や体調などによって
医師や助産師から
連絡のタイミングを指示されている場合は、
その指示に従ってくださいね。
病院は、朝でも夜中でも
きちんと対応してくれますので、
遠慮なく連絡しましょう。
とにかく迷ったら電話する!
これが1番良いと思います。
あなたが無事に元気な赤ちゃんに会えるよう、
心から応援しています(^^)
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