授乳

【乳首の傷やトラブルを予防!】今日からできる痛くない授乳のコツ

こんにちは、なゆです(^^)

 

今日は、

乳首のトラブルを予防したり

できてしまった傷を悪化させないための

「痛くない授乳のコツ」について

お話ししたいと思います。

 

 

あなたは、

・授乳していると乳首がヒリヒリ痛む

・乳首の先端や付け根が赤くなっている

・乳首に傷ができてしまって、痛くて授乳できない

ということはありませんか?

 

 

「痛くて痛くて、授乳をお休みしたい」

「赤ちゃんが、こんなにも吸う力が強いなんて知らなかった」

こんな言葉を、病院でも実際によく聞きます。

 

授乳は毎日2~3時間おきにしないといけないから、

痛みがあると毎回の授乳が苦痛になってしまいます。

できれば傷を作ることなく

トラブルを起こさずに授乳したいですよね。

 

 

実は、乳頭トラブルを予防したり、

できてしまった傷を悪化させないための

ポイントがあるんです。

 

 

このポイントを知っていると

・乳首に傷ができにくくなる

・乳首の痛みが軽減する

・できてしまった傷も悪化しにくい

という状態になり、

その結果、授乳の時間が苦痛じゃなくなります

 

しかも、この方法を知っていると

効率良く授乳ができるから

スムーズに飲んでもらうこともできて、

一石二鳥なんです!

 

そうすれば、ママが眠る時間を

少しでも長く確保することにもつながります。

 

 

私自身、徹底的に

このポイントに気を付けながら授乳したところ

傷を作ることなく授乳ができました

 

 

乳頭や乳輪の皮膚は薄いので、

気を付けないとあっという間に傷ができちゃうし、

一度できた傷はなかなか治りません。

 

傷の痛みが辛くて、

授乳をお休みせざるを得ないママもいます。

 

授乳を休むことは、

母乳の分泌を維持・増加するという視点で見ると

なるべく避けたいところです。

(なぜ授乳を休まない方が良いのかは、

こちらをご覧くださいね↓↓↓)

 

【母乳が出るかどうか心配なママへ】母乳の分泌を少しでも増やす方法こんにちは、なゆです(^^) 今日は 「母乳の分泌を少しでも増やす方法」 についてお話ししたいと思います。 ...

 

 

では、どうしたら乳頭トラブルを予防できるのか

できた傷が悪化しにくくなるのかを

お話ししていきたいと思います。

 

 

乳首に痛みや傷が生じる原因

そもそもなぜ、

乳首に痛みや傷が生じてしまうのでしょうか?

 

結論から言うと、

「浅飲みになっていること」が原因です。

 

「浅飲み」とは、

文字通り、赤ちゃんのくわえ方が

浅くなってしまっている状態を言います。

 

 

よく授乳のことを「おっぱいを吸う」と言いますが、

赤ちゃんが母乳を飲むときって

ストローのように母乳を吸っているわけではないんです。

 

乳頭と乳輪を舌の上に置いて密着させ、

上あごと舌を使ってしごきながら

乳首全体を圧迫するような形で母乳を飲みます。

 

この時、乳首の先端は

赤ちゃんの舌の付け根のあたりまで

引き込まれているんです。

 

 

もし、くわえ方が浅かったらどうなるか

ちょっと想像してみてください。

 

 

乳首をかなり引っ張られますよね。

 

乳首の皮膚は薄いし、

普段そんなに引っ張られることもないので、

浅飲みをしていると乳首に負担がかかり

傷ができたり痛みを感じたりするんです。

 

 

ということは、

「浅飲みにならない」ように授乳ができれば

傷ができにくく、かつ

できてしまった傷も悪化しにくくなります。

 

 

傷を作らないための授乳時のポイント

では、「浅飲み」をしないためには

どうしたらいいのか。

 

ポイントは、授乳の時の

「適切な抱き方と含ませ方」です。

 

 

「浅飲み」による痛みって

実はけっこうな頻度で相談されるお悩みです。

 

先日も、産後2日目のママに

「乳首が痛いから授乳を休みたい」と言われ、

乳首を見ると乳頭の先端と付け根が赤くなっていました。

 

授乳を見せてもらうと「浅飲み」になっていたので、

このポイントを確認してアドバイスしたところ

「吸われ始めはちょっと痛いけど、すぐに治まります。これなら授乳を続けられそう!」

と言ってもらえました。

 

かなり再現性の高い方法なので、

ぜひあなたも確認してみてくださいね。

 

 

適切な抱き方

適切な抱き方ができているか確認するポイントは、以下の4つです。

①赤ちゃんの頭と体が一直線でねじれていない

②赤ちゃんの体は母親の体に引き寄せられている

③赤ちゃんの全身が支えられている

④ママがリラックスできる姿勢である

順番に解説していきますね。

 

①赤ちゃんの頭と体が一直線でねじれていない

授乳しているときに、

赤ちゃんの体は上を向いているのに

顔だけがママの乳房の方を向いている

という状態になっているのをよく見かけます。

 

もし自分が食事をするときに

体は正面を向いて座っているのに、

首だけ横に向けて食事をしようと思ったら

食べづらいし飲みづらいですよね。

 

赤ちゃんも同じなんです。

 

なので、体と顔が同じ向きになるように

支えてあげましょう。

コツとしては、赤ちゃんとママのおへそが

向かい合うように意識すると良いです。

 

 

②赤ちゃんの体は母親の体に引き寄せられている

授乳しようとして、

一生懸命赤ちゃんの口を乳首に持ってくるのはいいけれど、

体がママから離れてしまっているというパターンも

よく見かけます。

 

①のコツと同様に、

自分のおへそと赤ちゃんのおへそがくっつくように

意識をすると改善できます。

 

 

③赤ちゃんの全身が支えられている

乳首をくわえさせることに必死になっていると、

頭ばかりを支えて、体は支えていない

ということがよくあります。

 

赤ちゃんは首も腰も座っていないので、

どの抱き方だとしても

体も一緒に支えてあげる必要があります。

 

横抱きやフットボール抱きなら

ママの腕全体を

赤ちゃんの背骨に添わせるように支える。

 

縦抱きなら、ママの手のひらで

赤ちゃんの背中を支えてあげると良いです。

 

 

④ママがリラックスできる姿勢である

慣れない授乳で、

赤ちゃんに乳首をくわえさせることに必死になるあまり

ママの姿勢が崩れてしまっていませんか?

 

・腰をひねった状態で座っている

・常に前かがみになっている

・腕の力だけで支えている

こんな状況になっていることも多いです。

 

 

こうなると、無理な姿勢をしていることになるので、

徐々にママの姿勢が崩れていきます。

 

すると、せっかく深くくわえてもらっても、

だんだん赤ちゃんの口が乳首から離れて

浅飲みになってしまいます

 

しかも、これを続けていると、

・赤ちゃんがどんどん重くなり、手首が腱鞘炎になる

・腰痛・肩こりが悪化し、ママの体の不調が起こる

などのトラブルにもつながります。

 

 

赤ちゃんに上手にくわえてもらうことも大事だけど、

ママの姿勢にも無理がないかを確認しましょう。

 

 

適切な含ませ方

適切な抱き方と同じくらい大事なのが

「適切な含ませ方」です。

どちらかだけでは「浅飲み」の改善になりません。

 

適切な含ませ方とは、深くくわえさせること。

確認するポイントは以下の4つです。

①赤ちゃんの唇が外側にめくれている

②授乳中、乳輪が見えない

③赤ちゃんの下あごが乳房にくっついている

④吸われ始めが痛くても、痛みが続かない

順番に解説していきますね。

 

 

①赤ちゃんの唇が外側にめくれている

よくあるのが、赤ちゃんの上下の唇が

内側に巻き込まれていること。

 

そんな時は、吸わせながらでいいので

ママの指で唇の形を直してあげましょう。

ドナルドダックの口や

朝顔をイメージしてもらうとわかりやすいです。

 

 

②授乳中、乳輪が見えない

これは、乳頭や乳輪の大きさと

赤ちゃんの口の大きさのマッチングもあるので

一概には言えないんですが、

基本的には、授乳中は常に乳輪が見えないのが理想です。

 

特に、焦って授乳しようとすると

赤ちゃんの口が開き切らないまま

くわえさせちゃいやすいので、

口を大きく開けてくれるまで待ちましょう

 

 

③赤ちゃんの下あごが乳房にくっついている

正しく深くくわえられているとき、

赤ちゃんの下あごは常に乳房にくっついています。

(抱き方によっては、鼻もくっついています)

 

 

くわえさせる時のポイントとして、

赤ちゃんの口が、乳頭に対して垂直にくるというよりは

下あごを乳房につけた状態で

気持ち斜め上を向くような体勢でくわえさせてあげると

うまくいきやすいです。

 

 

④吸われ始めが痛くても、痛みが続かない

乳頭・乳輪の皮膚は薄いので

何度も授乳をしていると少し痛むことはあります。

 

それでも、深くくわえられていれば、

吸われ始めは痛くても、痛みが続くことはありません

痛みが続くときは、我慢しないで

一度外してからくわえさせ直しましょう

 

 

セルフチェックしてみよう

傷ができたり悪化したりするのは、

「浅飲み」の積み重ねで起こります。

 

だからこそ、傷を作らない・悪化を予防するためには

1回1回の授乳を改善していくことが大切です。

 

しかも、このポイントを押さえた授乳ができるようになると、

1回で飲みとれる母乳の量も増えやすいので

効率良く授乳を終えることができます

 

 

適切な抱き方・含ませ方のポイントを参考に、

さっそく自分で確認してみましょう。

 

改善するときは、

まずは抱き方から修正し、

次に含ませ方を修正すると良いです。

 

 

もし「夜間は余裕がない」という場合は

昼間の授乳だけでもいいので、

毎回気を付けてみてください。

 

するとだんだん上達していくので

昼も夜も同じように正しく授乳できるようになるはずです。

 

今日からぜひやってみてくださいね(^^)

 

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