授乳

妊娠中から知っておこう!母乳のメリット【ママ編】

こんにちは、なゆです(^^)

 

今日は、「母乳のメリット【ママ編】」を

お伝えしていきます。

 

 

母乳のメリットは

ママと赤ちゃんの双方にあります。

 

【赤ちゃん編】はこちらをご覧くださいね。

 

妊娠中から知っておこう!母乳のメリット【赤ちゃん編】こんにちは、なゆです(^^) 妊娠したら、なんとなーくだけど 「母乳で育てたい」 そんな風に思ったことはありま...

 

こういった正しい情報を

妊娠中から知っておくことで

産後の授乳スタイルをイメージしていくことができます

 

生まれてからだと、

寝不足で身体も元に戻りきらない中で

授乳やお世話が始まって忙しくなるので

ゆっくり勉強したり、

考える余裕がないことがほとんど

 

なので、妊娠中に知っておけるのがベストだし

これも母乳育児のための大切な準備です。

 

 

では、【ママ編】を紹介していきましょう!

 

ママのメリットは大きく分けて5つ。

1.赤ちゃんが欲しがるときにすぐあげられる

2.子宮の収縮を促す

3.自然な体重減少が期待できる

4.経済的

5.持ち物が少なくて済む

順番に解説していきますね。

 

 

1.赤ちゃんが欲しがるときにすぐあげられる

これがけっこう大きいメリットで。

 

1回だけならそんなに影響ないんですが、

出産すると、1日に何回も授乳をします。

 

初めの頃は1日10回以上授乳をすることも

珍しくありません。

 

もちろん、昼夜問わずの授乳なので、

授乳と授乳の間には

ママは眠ったり休んだり家事をしたりしたいですよね。

 

じゃないと体がもたない!

 

 

母乳であれば、基本的には準備はほとんど必要ありません。

 

事前のマッサージなどが必要な場合もあるけれど、

軌道に乗ってしまえば

それも必要なくなることがほとんど。

 

なので、赤ちゃんが欲しがったときに

すぐに与えることができます

 

 

また、片付けも必要ないので、

赤ちゃんが満足したらすぐに次のことができますし、

場合によっては授乳しながら

赤ちゃんと一緒に眠ってしまっても大丈夫。(もちろん、赤ちゃんの安全には気を付けて)

 

 

ミルクや搾乳だと、

まずは、温める、冷ますなどの準備が必要です。

 

哺乳瓶やカップなど使用したものの

片付けなども必要になります。

 

直接授乳であれば、

授乳の準備中に赤ちゃんに泣かれて焦ってしまう

という心配もないので、

欲しがるときにすぐにあげられるというのは

けっこう大きなメリットです。

 

 

2.子宮の収縮を促す

妊娠すると、約10か月かけて子宮が大きくなります。

 

臨月では、胸のすぐ下の辺りまで

子宮が大きくなるのが一般的です。

 

では、元の大きさにはいつ戻るのでしょうか?

 

出産直後だと、

だいたい妊娠5~6か月ぐらいの大きさになっています。

 

「まだもう1人お腹にいるみたい」って

驚かれる方も多いんですが、

産後数日はまだけっこうお腹が前に出ているんです。

 

 

これが、およそ6~8週間ほどかけて

妊娠前の大きさに戻っていきます。

 

子宮の大きさが小さくなっていくことで、

出血がおさまったり、

子宮内の傷が治癒していったりするので、

この子宮収縮はとっても大切なもの。

 

なるべくスムーズに

子宮の大きさを元に戻していきたいですよね。

 

 

そんな時にアシストしてくれるのが、

なんと「授乳」なんです!

 

直接授乳で赤ちゃんの吸啜刺激が乳頭に伝わると、

脳の下垂体というところから

プロラクチン=乳汁の産生

オキシトシン=乳汁の分泌、射出

という2種類のホルモンが出ます。

(詳しいことはこちらの記事をご覧くださいね)

 

【母乳が出るかどうか心配なママへ】母乳の分泌を少しでも増やす方法こんにちは、なゆです(^^) 今日は 「母乳の分泌を少しでも増やす方法」 についてお話ししたいと思います。 ...

 

 

このホルモンのうち、オキシトシンというホルモンが、

実はもう1つ大事なお仕事をしてくれているのです。

 

それは「子宮の収縮を促す」ということ。

 

オキシトシンは筋肉を収縮させる作用があるので、

子宮の筋肉も収縮させてくれるのです。

 

 

つまり、直接授乳で乳頭に刺激を与えることで、

子宮を収縮させる作用のあるホルモンの分泌が増え

子宮の回復が促進されるということ。

 

乳頭への刺激は、搾乳やマッサージでも得られるので、

直接授乳が難しい時は、搾乳やマッサージで

乳頭に刺激を与えることも効果的です。

 

 

3.自然な体重減少が期待できる

お待たせしました。

ママたちが一番気になる「体重が元に戻るか」問題(笑)

 

 

妊娠すると、一般的には7~12kg程度の

体重増加があります。

 

このうち、赤ちゃんや胎盤や羊水などは、

すべて合わせても5kgほど。

 

残りはほとんどが

ママの体についた「脂肪」なんです。

 

 

産後数日すると、

ママの体重測定をしてもらうんですが、

ほとんどの方が

3~4kgほどしか減ってないんですけど( ノД`)」

と、ショックを受けられています。

 

出産してすぐに元に戻るわけではないんですね。

 

 

では、残った分をどう減らしたらよいの?

と思った方に朗報です!

 

そんな時、母乳育児なら、

無理のない産後ダイエットが自然にできます^^

 

 

妊娠中に蓄えた脂肪が、

授乳をすることによって乳脂肪に変わり、

赤ちゃんの栄養となるのです。

 

なんてすばらしいシステム!!

 

 

授乳中は、普段よりも少し多めに

カロリーを摂取する必要がありますが、

それでちょうど良いんです。

 

もちろん、必要以上に食べ過ぎてしまうと

体重が減りにくくなりますが、

ほとんどの方が産後6か月ほどで自然に元の体重に戻る

または元の体重よりも少し減る、と言われています。

 

間違っても、食べる量を制限したり

無理なダイエットはしないでくださいね

 

 

半年後の体重を楽しみに、

母乳育児を続けていけると良いですね^^

 

 

4.経済的である

母乳って、基本的にはコスト0です。

 

それに対し、ミルクの場合は

・粉ミルク

・哺乳瓶

・消毒グッズ

を買いそろえる必要があります。

 

そして、粉ミルクや消毒液は

ずっと買い続ける必要があり、

哺乳瓶の乳首の買い替えが必要になる場合もあります。

 

ちなみに、粉ミルクにかかる費用を

試しに計算してみたので

気になる方はこちらの記事をご覧くださいね。

 

【母乳は本当に経済的なのか?】粉ミルク代を計算してみたこんにちは、なゆです(^^) 今日は「粉ミルクにかかるコスト」について お話ししたいと思います。 ...

 

 

私自身は、乳腺炎で何度か助産院のお世話になったため

ミルク代はゼロでも、

そっちのコストがかかってしまいましたが・・・(^^;

 

基本的には、直接授乳ができればコストはかかりません。

 

 

5.持ち物が少なくて済む

母乳だと準備や片付けの手間が省けるのは

もちろんのこと、

お出かけの時の荷物も最小限で済みます

 

小さな赤ちゃんと外出するときって、

オムツ、おしりふき、お着替え、おもちゃなど、

たくさんの荷物が必要になります。

 

特に慣れないうちは心配で、

あれもこれも持って行きたくなるので、

とにかく大荷物になりがち。

 

母乳育児の場合であれば

これに加えて授乳ケープを追加するくらいかな?と思います。

 

 

でも、ミルクの場合だと、

哺乳瓶、粉ミルク、お湯を

必要な回数分持っていく必要があり、

これがなかなか場所をとったり

重かったりするというお話も聞きます。

 

 

母乳の場合だと、

外出時の授乳場所が限られるというデメリットもありますが、

ミルクの場合もやはり清潔に作ることができる場所、

ミルクを冷ますための水道がある場所が必要になるため、

どこでもあげられるというわけではなさそうです。

 

ただ、最近では液体ミルクが登場したので、

それであればどこでもすぐに飲ませることができ、

外出時にはメリットとなるかもしれませんね。

 

 

まとめ

母乳育児は、赤ちゃんにとってもママにとっても

たくさんのメリットがあります。

 

直接授乳や完全母乳じゃなくても

得られるメリットもあるので、

可能な限り可能な方法で

赤ちゃんに母乳を与えられると良いなと

個人的には感じています。

 

 

ただ、母乳育児を目指すかどうかはママが決めること

そして、正しい情報に基づいて

決めることが大切なんです。

 

だから私は

「絶対に母乳育児を」とは思いません

 

でも、正しい情報を知ったうえで

最善の選択をしてもらいたいなと思っています。

 

 

【ママ編】【赤ちゃん編】両方の記事を参考にしながら

出産の日までにゆっくり考えてみてくださいね^^

 

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