妊娠中

妊娠中から知っておこう!母乳のメリット【赤ちゃん編】

こんにちは、なゆです(^^)

 

妊娠したら、なんとなーくだけど

「母乳で育てたい」

そんな風に思ったことはありませんか?

 

もしかしたら、家族や友人などからも

「母乳がいいよ!」

なんて言われることもあるかもしれません。

 

私自身も、

基本的には母乳育児をオススメしています^^

 

 

では、なぜそんなに「母乳が良い」と

言われるのでしょうか?

 

それは、赤ちゃんにもママにも

どちらにとってもメリットがたくさんあるから。

 

そして、どんなにミルクが進化したとしても

かなわない部分があるからなんです。

 

 

この記事を読むと、

赤ちゃんにとっての母乳のメリットがわかるので

それを知ったうえで自分の授乳スタイルについて

考えていくことができます

 

 

母乳育児、混合授乳、ミルク・・・

どの方法を選んだとしても

自分で納得して決めることが大切。

 

そのための正しい知識を

妊娠中から身につけていきましょう。

 

 

今回は【赤ちゃん編】です。

【ママ編】はこちらをご覧くださいね。

 

妊娠中から知っておこう!母乳のメリット【ママ編】こんにちは、なゆです(^^) 今日は、「母乳のメリット【ママ編】」を お伝えしていきます。 母...

 

 

赤ちゃんにとってのメリットは全部で4つ。

1.オーダーメイドで最適な栄養源である

2.免疫物質が豊富

3.様々な病気のリスクが下がる

4.あごの筋肉が発達する

順に解説していきますね。

 

 

1.オーダーメイドで最適な栄養源である

赤ちゃんにとって、ママの母乳は

最適な栄養を含んでいると言われています。

 

しかも、消化吸収されやすい形で含まれています。

 

ただし、ビタミンKは不足しがちなので、

K2シロップを内服して補う必要があるし、

鉄の含有量も少なめだと言われています。

 

でも、その他は赤ちゃんにとって

必要な栄養素が豊富に含まれているのです。

 

 

例えば、未熟児を産んだお母さんは、

小さな赤ちゃんが健康に大きくなるような

成分の母乳を分泌します。

 

 

ママが感染症にかかった場合も、

その感染源から守るかのように

母乳の中に抗体を分泌すると言われています。

 

このような状況ではなくても、

日々ママが気付かないうちに、

赤ちゃんの様子に合わせて

微妙におっぱいの成分が変化しているんです。

 

 

赤ちゃんが大きくなると、

必要なカロリーも増えるので、

それに合わせて母乳中のカロリーも変化していきます。

 

すごくないですか??

 

私も、これを知ったときは、本当にびっくりしました。

 

 

また、産後7~10日ほどすると、

赤ちゃんが飲んだ分(=おっぱいから排出された分)だけ

母乳が作られるという仕組みに変化していきます。

 

つまり、赤ちゃんが必要な分だけ

作られるようになっているのです。

 

 

ミルクだと、赤ちゃんの成長に合わせて

量を増やしていきますが、

どれだけ飲ませて良いのか悩むママも多いのが事実。

 

でも、母乳であれば赤ちゃんにお任せで、

欲しがったときに欲しがった量だけ

飲んでもらえばOKなのです。

 

 

まさに、オーダーメイドですよね^^

 

 

2.免疫物質が豊富

免疫と言えば、「初乳に多く含まれる」

というのは聞いたことがあるかもしれません。

 

初乳とは、最初のころに出る母乳のことを言います。

色は黄色くて少し粘りがあり、量は少量です。

 

その後、個人差はありますが、

産後数日で「移行乳」と言われる母乳に、

そのあとは「成乳」という白くてさらっとした母乳に変化します。

 

 

この、最初に出る「初乳」の中には

免疫物質がとても豊富に含まれているのです。

 

ウイルスや細菌などの感染源に対抗する

「抗体」という物質は全部で5種類あるのですが、

なんと初乳の中にはすべての種類が含まれています。

 

これが赤ちゃんを感染源から守ってくれるんです。

 

 

授乳が終わった後も、

お子さんを様々な病気から守ってくれると言われています。

ぜひ、赤ちゃんにプレゼントしてあげたいですよね。

 

 

また、ママの乳首のあたりにいる「常在菌」を

赤ちゃんが口から取り込むことも、

とても大切なことです。

 

まだ母乳やミルクが胃の中に入る前に

この「常在菌」を取り込むと、

赤ちゃんの腸内に届いて

腸内細菌群の基礎を作るとも言われています。

 

 

つまり、まだ母乳の分泌がほとんど始まっていない

「出産直後」の直接授乳がとても大切だということ。

 

 

うまくおっぱいを吸えなくても、

舐めるだけでも充分なので、

赤ちゃんが生まれたらできるだけ早く

授乳をしてあげてくださいね

 

 

3.様々な病気のリスクが下がる

母乳育児をしないことで、

お子さんにとって、

様々な病気のリスクが上がると言われています。

 

 

例えば、

・2型糖尿病(生活習慣病)・・・1.6倍

・喘息・・・1.3~1.9倍

・アトピー性皮膚炎・・・1.7~1.9倍

・乳幼児突然死症候群・・・1.6~2.1倍

・中耳炎・・・2倍

 

など、他にもまだまだあるんですが、

このような病気になる確率が

母乳育児をしないことで上がると言われているんです。

 

 

また神経発達も、

母乳育児をしていない子供の方が

6.5歳の時のIQが7.5倍低い

なんてことも言われています。

 

 

母乳育児をするだけで

こういった病気のリスクが下がるのであれば

ぜひそうしてあげたいですね。

 

 

 

4.あごの筋肉が発達する

大人がストローで飲み物を吸うときは、

口の中を陰圧にして飲み物を吸い上げますよね。

 

赤ちゃんが母乳を飲むときは、

それとはまったく違った口の動きをします。

 

また、哺乳瓶でミルクを飲むときの口の動きとも

全然違うのです。

 

 

哺乳瓶だと、

乳首の部分を唇と舌で軽く押すだけでミルクが出てくるため、

あごや舌はほとんど使いません。

(あごをつかえるように、工夫された哺乳瓶もあります)

 

しかし、おっぱいを直接吸うときは、

唇や舌で軽く押すだけでは母乳は出てきません。

 

 

直接授乳の時は、まず乳頭を深くくわえ、

乳頭と乳輪全体を

上あごと舌の間に引き込みます。

 

そして、舌を巧みに使いながら運動させて

乳輪部の付け根を圧迫します。

 

この、乳輪部の付け根のあたりに

母乳がたまっているんですね。

 

なので、その部分をしごくように舌を動かして圧迫し、

出てきた母乳を飲むのです。

 

 

この一連の動きをするためには、

あごや舌の力強い運動が不可欠です。

 

毎日何回も繰り返していくことで、

あごの筋肉が発達していくのです。

 

 

あごの筋肉が発達すると、

硬いものを噛むことが上手になるので、

お食事が始まった後も、

お肉などの硬いものを

上手に噛んで食べることができるようになる

と言われています。

 

また、歯科医の方によると、

あごや舌の筋肉が発達しないと、

かみ合わせや顔立ちにも影響することがあるそうです。

 

 

これは、母乳育児というよりは、

直接母乳のメリット。

なるべく直接吸ってもらえると良いですね。

 

 

まとめ

赤ちゃんにとっての母乳育児のメリットを

4点紹介しました。

 

最近では、粉ミルクも

限りなく母乳の成分に近づけて作られていますが、

やはり母乳の栄養や免疫にはかないません。

 

 

赤ちゃんを出産した後、

あなたがどんな風に授乳をしていきたいのか、

母乳育児のメリットを踏まえて

妊娠中からイメージしていきましょう。

 

ママへのメリット編も

合わせてごらんくださいね^^

 

 

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